夏にうるさいあいつとの出来事
今年もやってきましたね。あいつの時期です。
四六時中休みも無く永遠と鳴き続けるあいつです。
そう、蝉です。
そんな蝉との出来事を話したいと思います。
事の発端は、自分が学校の帰りで汗だくで家に着いたところからです。
びっくりするぐらい暑いので、さっさと家に帰って休みたいと思い、足早に家の中に入ろうとしたところ、奴との出会いは待っていました。
横にある柿の木から急に
ブババババ!!!
とかいう音が聞こえてきたのです。
自分は、!?みたいな状態でしたが、すぐに蝉の羽音と理解しました。そしてこれが例の蝉とのファーストコンタクトです。
それで終わりだと思ったのですが、何を思ったかその蝉の飛んでいった場所を確認しに行きました。
そしてその確認した先には目を見張る光景がありました。
「・・・」
見事に引っかかってました。
しかも、がっちり捕まってて、全く身動きが取れないような状態だったのです。
しかし、自分は面倒くさいし暑いので助けようとはしたくありませんでした。
何より腹部がとんでもなくグロイのであまり見ていたくない。
そんなこんなで、家に入ろうとしたのですが、脳裏に蝉の一生は、土の中での生活が6年、成虫になってからの生活が1〜2週間ということを思い出したのです。
せっかく外に出たのにも関わらず、その1〜2週間を木に引っかかたまま終わらせてしまっていいのか?
否!良くない!
自分はそこらに落ちていた木の枝2本を手に取りました。
挿入歌 GReeeeN キセキ
早速その蝉の元に向かい、蝉を救出する為、枝をお箸を持つみたいに持ち、臨戦態勢に入りました。
とは言っても、ガッと挟むように持つのではなく、先端の部分で、ちょちょいと動かすだけですが。
そして、ちょっと動かしてみたら、
ボバババババ!!!
みたいな音を出し、木の緑色のやつの上で凄い勢いで羽を動かしはじめたのです。
そしてすぐに体の体制を直し、元気にどっかに飛んでいきました。
自分はめっちゃくちゃびびって、その場で硬直してました。
それが今日あった蝉との出来事です。
蝉って鳴き声もそうですが、羽音もかなりでかくてうるさいので、全身選挙カーみたいですよね。